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フロン漏洩問題12上手に加圧漏洩試験で見つけよう!!修理完了後に機器内を真空乾燥し、窒素で加圧漏洩試験を行います。2-1)加圧試験に必要な器具機器に窒素ガスを加圧封入し、圧力計の針の動きによって漏洩の有無....

フロン漏洩問題12上手に加圧漏洩試験で見つけよう!!修理完了後に機器内を真空乾燥し、窒素で加圧漏洩試験を行います。2-1)加圧試験に必要な器具機器に窒素ガスを加圧封入し、圧力計の針の動きによって漏洩の有無を検査するものです。下記に加圧試験に必要な器具の例を示します。1窒素用圧力調整器2メインホース×33バルブゲージ×3(テスト圧力の有効目盛りのあるもの)4バルブ、ユニオン各種1/4、3/8、1/2、5/8、3/45発泡液2-2)加圧試験方法(室外機の例)写真6.加圧試験器具一式チッソガス調整器(1)加圧試験は、窒素ガスで機器を試験圧力まで加圧して行うため、図1.と図2.を参考に器具類を接続してください。a)加圧ガスには塩素系冷媒及び酸素や可燃ガスなどは絶対に使用しないでください。b)室内機へのバルブA、Bは閉じたままです。絶対に開かないでください。c)高低圧側両方のサービスポートに加圧してください。(2)表1.に示すように加圧は試験圧力まで2回に分け、ゆっくり昇圧し、漏れチェックをしてください。(3)昇圧後は、バルブD、Eを閉じ、ゲージマニホールドを外し、規定の時間放置し、圧力変化を観察してください。1回目:圧力(表1)×5分以上保持漏れチェック表1.加圧試験器具の接続接続耐圧ホース開閉バルブ図1.加圧試験器具の接続T型アダプタ付圧力計被耐圧機器フレアユニオンN2ボンベ(窒素)2回目:圧力(表1)×5分以上保持漏れチェック3回目:開始時と終了時の温度を計測する。各種冷媒試験圧力で一定時間(約1日)放置後、漏れチェック※圧力補正について(必要に応じて実施)加圧時と圧力降下チェック時の周辺温度が変化すると試験圧力が変動するため、1℃当たり約0.01MPaの圧力補正を行います。補正値=(加圧時の温度-チェック時の温度)×0.01MPa冷媒の種類R22R134aR407CR404AR410ANH3CO2漏れチェック(参考値:MPa)1回目2回目0.30.80.30.80.51.00.51.00.51.00.30.80.51.0ゲージマニホールドバルブD室外機ユニット低圧サービスポート窒素ガスバルブCLoHiバルブE室内機へバルブA液管バルブBガス管高圧サービスポート注)メインホースは耐圧専用ホースをご使用ください。図2.加圧試験の接続系統図(4)加圧試験で重要なポイントを下記に示します。a)圧力は、発泡液での漏洩検知が十分な圧力(表1.参照)まで加圧します。b)圧力調整器は、正常に作動し必要以上の圧力がかからないことを確認します。c)窒素容器に接続するときは、圧力調整器は閉じてください。(反時計回りに十分に締める)d)バルブCは、冷媒設備の開放部が全閉であることを確認のうえ、徐々に開ける。e)窒素ガス容器は、安全のため転倒防止を設けること。f)室内機、配管の加圧試験も同様の方法で順次行う。2-3)加圧試験の注意点写真7.発泡液による発泡(1)注意事項a)溶接後、配管温度が下がらないうちに加圧すると、冷えた後に減圧するので注意してください。b)外気温度により昇圧、減圧するので注意してください。(測定時絶対圧力)=(加圧時絶対圧力)×(273+測定時温度℃)(273+加圧時温度℃)(2)漏洩箇所の発見、修理方法漏れのおそれがある場合は溶接箇所・フレア部・フランジ部・各ユニット部等を発泡液等で漏れ検査し、漏れ箇所を特定できれば機器内の圧力を大気圧に戻した後、補修してください。溶接を伴う補修時は、必ず窒素ブローを行ってください。資料提供:(社)日本冷凍空調設備工業連合会出典(詳細につきましてはお問合せください。)125