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概要

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1真空作業、新冷媒への対応についてI.新冷媒機器の真空作業についてHFC系冷凍サイクル内に真空ポンプオイルが逆流混入すると機器の損傷の大きな原因となります。そこで真空ポンプからのオイル逆流を防止するために逆流防止弁を取り付ける必要があります。又、HFC系冷凍サイクルに使用される冷凍機オイルは水分の吸湿性が高く、水分が混ざると酸性物質を生成する性質があります。よって高真空が得られる真空ポンプ(0.5Torr=-0.0993MPa以上)による十分な水分除去が必要となります。HFC系冷媒機器用冷凍機油異種オイルの混入問題点の発生対策機器合成油使用●POE(ポリオールエステル)●PVE(ポリビニールエーテル)等HFC系機器へ真空ポンプオイル(鉱物油)の逆流混入HFC冷凍空調機器キャピラリーつまり損傷(コンプレッサー焼け)危険性大逆流防止弁付真空ポンプ(従来冷媒にも共用できます)真空ポンプオイル逆流防止弁の取付が必要逆流防止弁真空ポンプアダプター冷媒の大気放出防止のため機器据付け時のエアー抜き方法は、ガスパージ方式をやめて真空引き方式で行うよう推奨されています。II.真空乾燥作業について特にHFC用合成油には吸湿性の高いものが多く、より十分な真空作業を行なう必要があります。冷媒フルオロカーボン冷凍機油(特にHFC用合成油)水分を含んだ空気の混入スラッジ加水分解性物質⇒生成冷凍空調機器キャピラリーつまり損傷(コンプレッサー焼け)危険性大行十な分っなて真く空だ乾さ燥い作。業を真空作業…機器配管内の空気を排出します。乾燥作業…機器配管内の付着水分を気圧を下げることで蒸発させ、排出します。-0.0993MPa(5torr)以上の真空度が必要十分な真空乾燥には高性能真空ポンプでの配管配管内部真空作業時間乾燥作業時間が必要です。水分を含んだ空気配管に付着した水分乾燥した配管■真空度と水の沸点との関係■圧力換算係数表水の沸点℃真空度(気圧)-mmHg(Torr)真空度(気圧)-MPa-680102030405070100760 755 750 742 725 706 670 527 0(5)(10)(18)(35)(54)(90)(233)0.1 0.0993 0.0986 0.0976 0.0953 0.0928 0.0881 0.069301Pa=1bar=1atm=1mmHg =パスカルPa110 5101325133.32237バールbar10-5気圧atm11013251×10 511013251.01325 11.3332337×10-8 1760水銀柱ミリメートルmmHg7.5006168×10-3750.06168760198