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概要

TASCO GENERAL CATALOG 2016

■計測技術資料温度巻末資料測温抵抗体感熱部に白金(Pt)を使用したもので、温度に対し正の温度係数を持っており、この抵抗の温度変化を利用して温度測定を行うものです。測温抵抗体は基準温度との抵抗値の比で温度が決まるので、抵抗値から温度が決定でき、熱電対のような基準接点は必要ありません。また、材料の性質上、非常に安定しており、常温から数百度付近で感度が高く、高精度に温度測定が可能です。安定性の良いことから基準温度計としてもよく使用されています。測温抵抗体の規格2導線式測温抵抗体素子の両端にそれぞれ1本の導線を接続した形式ですが、導線抵抗の影響をうけるため、高精度測定を必要とする場合には適しておりません。(A級およびシース抵抗体規格JIS-C1606-1989には適用しません。)3導線式測温抵抗体素子の1端に2本、他の1端に1本の導線を接続した形式で、導線抵抗体の影響を除却し、工業用では最も多く用いられ、また信頼性の高い計測方法です。4導線式測温抵抗体素子の両端に、それぞれ2本の導線を接続した形式で、導線抵抗体の影響を除却し、特に高精度の計測を必要とする場合に適しています。接触式温度計についてSABSABBSAABB白金測温抵抗体(JIS C1604-1989)より規定測定値記号測定値公称抵抗値階級規定電流温度の許容差使用温度範囲1mAA級±(0.15+0.002t)℃低温L:-200~+100℃2mAPt-100中温M:0~+350℃100Ω1mAJPt-100高温H:0~+650℃B級2mA±(0.3+0.005t)℃(但し、JPtのHはMAX.500℃)5mA※tは+、-の記号に無関係に温度(℃)で示される測定温度である。シース測温抵抗体(JIS C1604-1989)より規定測定値記号測定値公称抵抗値階級規定電流温度の許容差使用温度範囲1mAA級±(0.15+0.002t)℃2mAPt-100低温L:-200~+100℃100Ω1mAJPt-100中温M:0~+350℃2mAB級±(0.3+0.005t)℃高温H:0~+500℃5mA(B級のみ)※tは+、-の記号に無関係に温度(℃)で示される測定温度である。絶縁抵抗体(JIS C1604-1989)より規定使用温度の区分試験温度絶縁抵抗規定電流-183℃5Ω500V低温用常温10Ω500V100℃5Ω500V中温用高温用※絶縁抵抗は、上記以上でなければならない。※耐電圧は、試験電圧AC500Vで1分間耐えなければならない。また、保護管外径3.2mm以下のものは、試験電圧1/2以下とする。階級絶縁抵抗A級±(0.15+0.002t)℃B級±(0.3+0.005t)℃※tは+、-の記号に無関係に温度(℃)で示される測定温度である。もっと詳しい商品情報・動画はWebサイトで!GENERAL CATALOG 2016480