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概要

TASCO GENERAL CATALOG 2017

Freon leak problemフロン漏えい問題加圧漏えい試験について修理完了後に機器内を真空乾燥し、窒素で加圧漏洩試験を行います。加圧試験に必要な器具機器に窒素ガスを加圧封入し、圧力計の針の動きによって漏洩の有無を検査するものです。下記に加圧試験に必要な器具の例を示します。①窒素用圧力調整器②メインホース×3③バルブゲージ×3(テスト圧力の有効目盛りのあるもの)④バルブ、ユニオン各種1 /4、3 /8、1 /2、5 /8、3 /4⑤発泡液加圧試験方法(室外機の例)(1)?加圧試験は、窒素ガスで機器を試験圧力まで加圧して行うため、図1.と図2.を参考に器具類を接続してください。a)加圧ガスには塩素系冷媒及び酸素や可燃ガスなどは絶対に使用しないでください。b)室内機へのバルブA、Bは閉じたまです。絶対に開かないでください。c)高低圧側両方のサービスポートに加圧してください。(2)表1.に示すように加圧は試験圧力まで2回に分け、ゆっくり昇圧し、漏れチェックをしてください。(3)昇圧後は、バルブD、Eを閉じ、ゲージマニホールドを外し、規定の時間放置し、圧力変化を観察してください。1回目:圧力(表1)×5分以上保持漏れチェック写真6.加圧試験器具一式接続耐圧ホース開閉バルブ図1.加圧試験器具の接続チッソガス調整器T型アダプタ付圧力計被耐圧機器フレアユニオンN2ボンベ(窒素)気漏密え検い査検機知器・冷凍・空調工具空調関連部材冷凍・空調用配管工具カーエアコン・自動車整備関連ツール溶接関連製品洗浄関連製品2回目:圧力(表1)×5分以上保持漏れチェック(必要に応じて実施)3回目:?開始時と終了時の温度を計測する。各種冷媒試験圧力で一定時間(約1日)放置後、漏れチェック※圧力補正について加圧時と圧力降下チェック時の周辺温度が変化すると試験圧力が変動するため、1℃当たり約0.01MPaの圧力補正を行います。補正値=(加圧時の温度-チェック時の温度)×0.01MPa表1.加圧試験器具の接続漏れチェック(参考値:MPa)冷媒の種類1回目2回目R220.30.8R134a0.30.8R407C0.51.0R404A0.51.0R410A0.51.0NH3 0.30.8CO2 0.51.0荷役工具作業工具類電設・管用消耗材測定器窒素ガスバルブC図2.加圧試験の接続系統図図2.加圧試験の接続系統図ゲージマニホールドLoバルブDHiバルブE室内機へ室外機ユニット低圧サービスポートバルブA液管バルブBガス管高圧サービスポート注)メインホースは耐圧専用ホースをご使用ください。電気計測器安全衛生用品エコ・環境機器巻末資料INDEX(4)加圧試験で重要なポイントを下記に示します。a)圧力は、発泡液での漏洩検知が十分な圧力(表1.参照)まで加圧します。b)圧力調整器は、正常に作動し必要以上の圧力がかからないことを確認します。c)窒素容器に接続するときは、圧力調整器は閉じてください。(反時計回りに十分に締める)d)バルブCは、冷媒設備の開放部が全閉であることを確認のうえ、徐々に開ける。e)窒素ガス容器は、安全のため転倒防止を設けること。f)室内機、配管の加圧試験も同様の方法で順次行う。加圧試験の注意点(1)注意事項a)溶接後、配管温度が下がらないうちに加圧すると、冷えた後に減圧するので注意してください。b)外気温度により昇圧、減圧するので注意してください。(加圧時絶対圧力)×(273+測定時温度℃)(測定時絶対圧力)=(273+加圧時温度℃)(2)漏洩箇所の発見、修理方法漏れのおそれがある場合は溶接箇所・フレア部・フランジ部・各ユニット部等を発泡液等で漏れ検査し、漏れ箇所を特定できれば機器内の圧力を大気圧に戻した後、補修してください。溶接を伴う補修時は、必ず窒素ブローを行ってください。もっと詳しい商品情報・動画はWebサイトで!写真7.発泡液による発泡資料提供:(社)日本冷凍空調設備工業連合会出典(詳細につきましてはお問合せください。)GENERAL CATALOG 2017-2018フロン回収・再生冷凍・空調工具セットマニホールド特殊冷媒用工具チャージホース・充填用アクセサリゲージ各種真空ポンプ・真空計チャージングスケール・ウェイトリミッター漏えい検知・気密検査機器126